加工事例
角丸管・テーパー管
- パイプ曲げ(円筒曲げ)
HARDOXパイプ曲げ
- 材質
- HARDOX 400(耐摩耗鋼板)
- 板厚
- 12mm
- 寸法
- 外径 400A × 長さ 2534mm
加工手順
① クマガイ特殊鋼様より、耐摩耗鋼板「HARDOX 400」を調達
② 支給された母材に正確な罫書き線を記入
③ 自社製1200tプレス機を用い、スプリングバックを計算しながらコツコツとR曲げ加工を実施
④ 段階ごとに寸法を細かく測定し、精度を徹底的に追い込む
⑤ 曲げ加工後に両端の「掴み代」をカットし、2枚が完璧に合わさる円筒形状に仕上げて完成
詳細
リサイクルアルミ用の装置部品として製作した、HARDOX400(耐摩耗鋼板)のパイプ曲げ加工(円筒曲げ)事例です
装置内部を硬いアルミ材が絶えず高速で通過するため、優れた耐摩耗性を誇るハルドックスが採用されました。
プレス 加工における最大の障壁となったのは、ハルドックス特有の非常に大きな「スプリングバック(バネ戻り)」です。
12mmという厚みに加え、材料自体が非常に硬いため、圧力をかけても強く元に戻ろうとする性質があります。
そこで、弊社が誇る自社製の1200tプレス機を使用し、強大なパワーで慎重に加圧を繰り返しました。
職人が材料ごとの個体差や反りの挙動をミリ単位で「読み」、何度も入念な寸法測定を挟みながら、少しずつ美しいR(アール)を形作っていきます。
さらに本製品は、2枚を組み合わせて1つの大きな円筒にする「2枚1組」仕様です。
それぞれの曲げ精度が少しでも狂うと、現場で繋ぎ合わせる際にズレや段差が生じてしまいます。
2枚が寸分違わず同じ綺麗な半円を描くよう、ゲージ(型)を当てながら徹底した寸法管理を行いました。
最後に、プレス加工の際に機械が材料を掴んでいた「掴み代」をきれいにカット。
合わせると完璧な真円となる、極めて高精度な円筒部品が完成いたしました。
他社で「硬すぎて割れる」「バネ戻りで正確な円にならない」と断られてしまう耐摩耗鋼板のベンダー 曲げも、森井鉄工所なら1200tプレスの設備力と職人のノウハウで確実に形にします。
まずはお気軽に図面をご相談ください。