加工事例
L・コの字曲げ
- L字曲げ
SUS304・板厚9mmの大判L字曲げ加工(最大長4000mm)
- 材質
- SUS304
- 板厚
- 9mm
- 寸法
- 最大1512mm×4000mm
加工手順
大判のプレス 加工において、単に曲げるだけでなく、素材の特性を理解した「事前の準備」と「丁寧な取り扱い」が品質を左右します。
① 母材に罫書き(けがき)線を入れる
まず、支給されたステンレス板に正確な曲げ位置を記入します。
森井鉄工所では、お客様から製作図をいただいた後、自社で必ず「展開図」を作成し直します。
曲げ加工時に生じる「伸び縮み」の補正値は、使用する機械や金型によって異なるためです。
自社のデータに基づいた最適な展開図を作成することで、寸法ズレを未然に防ぎ、高精度なベンダー 加工を実現しています。
② アマダ製プレス機 HDS 5006による曲げ加工
高性能なアマダ製プレス機「HDS 5006」を使用し、慎重に曲げ作業を行います。
長尺物への対応: 今回の製品は長さが4mありますが、当社の設備は「門型(モンガタ)」と呼ばれる、機械の後方に遮蔽物がない構造を採用しています。
これにより、奥行きや長さのある大判の板でも、干渉することなくスムーズに加工することが可能です。
表面保護の徹底: ステンレス製品は傷が目立ちやすいため、ハンドリングには細心の注意を払います。
クレーンで吊り上げる際には、吊り具と鋼板の間に専用のゴムを挟み込み、金属同士が直接触れて傷がつかないよう対策を講じています。
③ 寸法測定、製品チェック
加工後、1枚ごとにスケールを用いて寸法測定を行い、設計通りの角度と寸法が出ているか厳密にチェックします。
今回は8種類、合計32枚というボリュームでしたが、全数において高い品質基準をクリアし、1.5日間で迅速に作業を完了させました。
詳細
【加工工程と森井鉄工所のこだわり】
1. 母材への罫書き(けがき)と展開図作成
お客様から頂いた製作図を基に、自社で必ず「展開図」を作成し直します。機械や金型による「伸び縮み」を考慮した補正値を加味することで、寸法ズレのない高精度なベンダー加工を可能にします。
2. アマダ製プレス機 HDS 5006による精密曲げ
高性能なアマダ製プレス機「HDS 5006」を使用。奥行きに制限のない「門型」の特性を活かし、4mもの長尺物も干渉させることなく加工します。
3. 徹底した表面保護とハンドリング
ステンレスは傷が目立ちやすいため、クレーンでの吊り上げ時には、吊り具(フック)と製品の間に専用の黒いゴムを挟み込みます。金属同士の接触による傷を徹底的に防ぐ、森井鉄工所ならではの配慮です。
4. 寸法測定・製品チェック
全32枚の製品に対し、1枚ずつスケールで厳密に寸法を確認し、1.5日間で迅速かつ高品質に仕上げました。
一般的に角丸管は薄板で製作されることが多いですが、森井鉄工所では今回のような9mm厚の厚板加工にも対応可能です。
「厚みがあるため精度が出にくい」「角とRのつなぎ目がうまくいかない」といった他社で困難とされるベンダー 加工やプレス 加工についても、蓄積されたデータと職人の技で解決いたします。